患者の個別性を考慮できる看護師になりたい

職場の雰囲気が合わず異動願を出した

20代、看護師になって2年目というまだ新人レベルです。都内の大学病院に勤務しています。最初は脳神経外科病棟勤務でしたが、病棟の雰囲気が自分に合わず、2年目から異動を希望し、現在は耳鼻咽喉科と皮膚科の混合病棟で勤務しています。

意識がない患者でも個人の生活は尊重すべきでは

脳神経外科では意識レベルが悪い患者も多く、自己にてセルフケアをできない方もいます。そのような方々の口腔ケアや、経管栄養を夜中に実施していたことに驚きました。意識がない状態とはいえ、一人の人間です。実際の生活では、夜中に口腔ケアをしたり食事をしたりはしません。生活のリズムがくるってしまいます。業務を円滑に行うためにはやむを得ないのかもしれませんが、患者の倫理の面から考えると、納得がいかない気持ちがありました。理想と現実の違いを感じた瞬間でした。

仕事もできて患者のケアもしっかりできるのが理想

私は、テキパキと働くことができて、それでいて患者の退院支援等も見据えて看護を提供できる、というのが理想です。ただ業務をこなすのではなく、患者の個別性を考慮したケアを行っていけるようになりたいと思っています。また、自分の業務だけでなく周りのスタッフと声を掛け合いながら仕事のできる看護師が理想です。

いまはまだ業務をこなすだけで精一杯

でも実際の自分は、業務をこなすことで精一杯で、患者の退院後の生活をイメージして接することができていないと日々感じます。プリセプターの先輩にアドバイスを受けながら患者への退院支援をしている状況であり、自分なりの看護を提供することができていないと痛感させられています。でも、周りのスタッフと声を掛け合いながら仕事をすることは、意識できていると思います。

先輩を見習い相談して毎日勉強

いまの勤務先は大学病院なので、本当に多くの疾患を見ることができます。私が働いている耳鼻咽喉科では中耳炎や扁桃炎等の手術患者や、咽頭がん等に対して化学療法を受けに来る患者もいます。気管切開をする患者も多く、発声できない方とのコミュニケーション方法を学ぶことができます。それに、先輩にアドバイスをもらったことは次に活かすようにすることを心がけています。また、先輩がどのように患者と接しているのかを観察するようにしています。もっと実力をつけて、患者さんの力になれる看護師になりたいです。