いつも笑顔の看護師を目指しているが実はそれが難しい

精神科のスペシャリストを目指して

看護師になって1年目、新人の20代女性です。私は看護系大学卒業後、児童精神科病棟で働くことになりました。就職ということや、新しい職場、また就職を機に一人暮らしも始めたので環境の変化など、新しいことづくしな新生活のスタートとなりました。勤務先は、病床数約700床の精神科単科の病院で、私は児童精神科病棟に勤務していますが、慢性期からスーパー救急、老年から児童まで幅広く科があり、精神科のスペシャリストを目指すには最適な職場だと思います。

いつも笑顔で患者さんに接する看護師が理想

私の理想の看護師さんは、患者さんに笑顔で接し、また患者さんとコミュニケーションをとることで元気を分けてあげられるような看護師です。これは私が小さいころに入院していた病院の看護師さんがそうだったのですが、その看護師さんみたいになりたいと思い看護師を目指すきっかけになったので、小さいころから理想の看護師像は変わっていません。

看護師の仕事は楽しいことばかりではなく

けれど、実際に働いてみて知った現実は、看護師という職は楽しいことばっかりではないということです。これはどの職でも言えることではありますが、テレビドラマやよくある看護師のお仕事は、看護師の明るい楽しい部分にスポットが当たっているため、花形のように思えます。しかし看護師の仕事はそれだけではなく、辛いことも雑用もたくさんあるということを実際に働いて痛感しました。

自分に余裕がないと笑顔になれない

まず、なにより感じているのは、笑顔でいることの大変さです。自分に余裕がある時でないと、他者に笑顔を見せることは難しいです。加えて初めての仕事で、日々緊張の私にはそのような余裕はなく、気づけば仏頂面になっていることも多々ありました。また日々緊張の毎日でそれが周りの人や患者さんにも伝わり、元気を分けるどころか、ピリピリした空気を分けてしまっていました。

余裕を持っていつも笑顔で働きたい

いま心がけていることは二つあります。一つは日々の業務に余裕を持ち、患者さんと接することです。余裕が持てると患者さんと向き合う時間が多くなったり、密度が濃くなったりします。まだまだ余裕を持つことは難しいのですが、いつも心がけています。もう一つは、これも余裕を持つことから派生することですが、笑顔でいることです。これは私の理想の看護師像であることから、そうするように心がけています。笑顔で患者さんに接し、余裕を持って緊張を緩和するようにして、少しでも理想の看護師像に近づけるように頑張っています。